プロテインの基礎知識

 

まずはプロテインについての概要をお話ししましょう。本来プロテイン(protein)とはタンパク質のことを意味しているのですが、最近の日本では「プロテイン」といった場合には、タンパク質が主成分となるプロテインサプリメント製品のことを意味するようになってきています。

 

プロテインサプリメントは日本でお馴染みの健康食品の中の一種とされており、こうした製品は特に不足しやすい栄養素を補助するために用いられるのが一般的で、必須アミノ酸をそれぞれの目的によってバランス良く配合してあります。

 

必須アミノ酸とは、タンパク質を形成しているアミノ酸20種類の中でも、体内では合成できない9種類のアミノ酸のことで、食べ物から摂取しなければなりません。必須アミノ酸はその中のどれか1つだけが欠けても筋肉や血液、骨などの合成ができなくなる重要な栄養素で、人間では、9種類が必須アミノ酸とされているわけです。

 

それらはトリプトファン、リシン(リジン)、メチオニン、トレオニン、フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシン、ヒスチジン(以前は乳幼児期のみ必須とされていましたが、現在では成人も必須とされています)となっています。

 

多くのプロテイン製品は粉ミルクのような外見を持つ乳白色の粉末となっていて、更に摂取しやすいように風味を加えたものやいろいろな着色をしたものも登場しています。この粉末状の製品を水などに溶かして流動食のようにして飲み下します。